必ず人生を豊かにする!【与える人】ギバーの思考法!
こんにちは!
みなさんに質問です!
- 「周囲の人からの信用が厚く、助けてもらいやすい人」
- 「周りから人が離れていってしまう人」
どちらの人が”豊かな人生”を歩んでると思いますか?
また、二人の違いはなんなのだろう?どっちが豊かな人生を歩んでるだろう?
こう気になりませんか?
今回は、生き方に悩んでる人や、もっといい人生を送るための考え方を知りたい!
そんな方にピッタリの思考法「GIVEの精神」について、以下の本と僕の経験談から紹介していきます!
『GIVE &TAKE「与える人」ほど成功する時代』
著:アダム・グラント
監訳:楠木 建
3つのタイプの人間とその特徴
みなさんは「ギバー」「マッチャー」「テイカー」という単語を聞いたことはありますか?
この単語はそれぞれ人間のタイプを表していて、どのタイプにも特徴があります。
- ギバー
- 「人に惜しみなく与える人」
- 成功者に多いタイプ
- テイカー
- 「真っ先に自分の利益を優先させる人」
- 長期的にみると失敗するタイプ
- マッチャー
- 「損得のバランスを考える人」
- 多くの人に当てはまるタイプ
どうでしょうか?みなさんは自分はどのタイプに当てはまるでしょうか?
先に言ってしまうと、それぞれのタイプで最も豊かな人生を送ることができるのは
ギバーです。
では、それぞれのタイプに当てはまるのはどんな特徴の人なのでしょうか?
ギバーの特徴
基本的に「ギバー」タイプに当てはまる人は、ギブアンドテイクの関係を相手の利益になるようにもっていき、受け取る以上に与えようとします。
いつでも他人を思いやり、困っていれば助け、助言をしたり、手柄を分かち合ったり
相手に利益が出るように、打算なしで動ける人がこのタイプの特徴です。
テイカーの特徴
「テイカー」タイプに当てはまる人は「ギバー」とは反対に、自分の利益がどうすれば最大になるかを考え、相手よりも利益を手に入れようとします。
このタイプの人は、常に世の中は弱肉強食の競争社会であると考え、成功するためには人よりも上のポジションに行かなければならないと考えています。
ただ、このタイプの多くの人は、用心深く、自己防衛のためにこういったスタンスで生きた結果こういった特徴になってしまいがちです。
裏切られた経験のある人は、このタイプになりやすいかもしれません。
マッチャーの特徴
「マッチャー」はギブアンドテイクの関係で、中立のポジションを好む特徴があります。
ギバーから何かを与えられた時には、見合った物事をお返しし、テイカーから余計に奪われた時には奪われた利益を取り戻すために、仕返しをしようとします。
損得勘定がいつでもバランスよく五分五分になっていることが心地よいと考えます。
自分のタイプを考える前に!注意点があります!
一つ注意点を挙げさせてください。
それぞれのタイプは、同じ人でも”場面”や”状況”といった環境によって変わってくることも多いです。
例えば、会社勤めのサラリーマンは「会社」という場面において、より多くの収入を得るために良い成績や、役職を得ようとします。
そのために時に同僚と競い、取引先では「成績が良くなるけどお客さんにはあまり得がない商品」を売ることもあるでしょう。
そんな仕事中は「テイカー」気質な人も家に帰り、子供の親という立場になったらどうでしょう?
きっと我が子には、なんの見返りも求めず、困っていそうなら手を貸し、いつでも子供の笑顔が見られるように行動する。
「ギバー」の特徴に当てはまる行動をする人が多いと思います。
実はこの3つのタイプは、常にそのタイプであり続けるわけではないのです。
ギバーのメリット・デメリット
では人生が豊かになるのはなぜ「ギバー」なのでしょうか?
ギバーのメリットとデメリットを、それぞれまとめてみました。
なんだよ!ギバーにもデメリットがあるのかよ!と思った方、少し待ってください!
実は『GIVE &TAKE「与える人」ほど成功する時代』(以下、本書)では3タイプの人たちがどんな成績なのかを調べたデータが記載されています。
そこでは、ベルギーの医学生に対して成績の調査を行い、3タイプとの関連性を表していました。
その年一番成績が悪かったのは、ギバーでした。
ギバーは他の仲間の勉強を手伝ったり、自分の知識を共有したりと、他人のために行動したからです。
では最も成績が良かったタイプはどれだったのか?
そう、1番成績が良かったのもギバーだったのです。
なぜか?
確かにギバーは入学当初、上記の理由で成績は伸び悩んでいましたが、学年が上がるにつれて評価基準となる授業内容が「独立したクラスの授業」→「チームワークやサービス内容」を評価するシステムへと変わっていくからです。
前半クラスメイトのために時間を使ったギバーは、後半のサービスやチームでの課題をこなす授業においては、
他のクラスメイトからの協力も多く得られ、ギバー特有の「相手の利益」を優先する特徴から、サービスの評価も高かったのです。
逆にテイカーはというと、前半こそ成績は良かったものの次第に周りから人は離れていき、後半では成績は伸びなかったのです。
ギバーは短期間では輝かないが、長期的にみると最も輝く
この結果は医学生の成績だけ当てはまるのではなく、販売員の営業成績などでも同じような結果が見られています。
本書の一文にはこうあります。
「ギバーであることは100m走では役に立たないが、マラソンでは大いに役立つ」
仕事や恋愛など関係が長期的に続く物事において、ギバーであることはとても大きな利点であると言えるでしょう。
自己犠牲型のギバーにはならないようにしよう
ギバーの中でも損しかしないギバーがいます。
それが”自己犠牲型”のギバーです。
自己犠牲型ギバーはどのような特徴があるか
- 自分の利益を全て無視し、他者に尽くす。
- 「燃え尽き症候群」になりやすい。
- 誰かの助けに居心地の悪さを感じる。
人に与えることが趣味とも言えるギバーですが、人に与えた結果、自分の身を滅ぼしてしまっては本末転倒です。
一番成績の悪くなるギバーとは、自己犠牲型のギバーと言えるでしょう。
逆に成功を収めているギバーは、自己犠牲型のギバーとどのような点が異なっているのでしょうか?
成功するギバー”他者志向型のギバー”について、特徴をご紹介します。
成功するギバーは他者志向型!
- 周囲からの助けを受け入れる。
- 相手に与えつつ、自分自身の幸せも幸せも確保している。
- 自分のコンディション次第で、与え方を変えている。
他者志向型のギバーは、誰かから助けられることは悪いことだと思いません。
むしろチームとして目標に向かうことで、圧倒的に良いパフォーマンスを発揮します。
また、自身の身を削りながらギブする自己犠牲型とは違い、自分自身が苦にならない方向性でギブをしていくことも大切です。
そして成功を収めているギバーに多く見られた特徴が「まとめて与える」ということでした。
人に求められるたびに与えているギバーは、自身の時間を確保できず、疲労感が溜まり、パフォーマンスが落ちてしまいます。
与えるタイミングを自身で決めて、まとめてギブをする。
こういったギブの仕方をしている人の方が、幸福感も高くなるでしょう。
僕自身はギバーなのか?
ここまでは書籍の内容から、ギバーは成功するのかという話をしてきました。
それでは、こんな話をする僕はどうなのか?
僕自身ギバーとテイカーの話を聞いて実際に変わった点が3つあります。
- 会社でのコミュニケーションが円滑になった。
- 同僚との関わりが増え、仕事の生産性が増した。
- 新しいコミュニティ内に溶け込みやすくなった。
- オンラインゲームのコミュニティ内で、治安の良いゲームが増えた。
- 彼女ができ、1年以上喧嘩なしの生活が続いている。
- 親密な関係の維持が簡単になった。
極端な成功体験はないにしても、どちらかというと”マッチャー”の考え方をしてい僕は
ギバーの思考をしてみることで、コミュニケーションの質が大きく変化しました。
1番の功績は彼女ができたこと
今までの好きな人への接し方と、今の奥様との接し方で決定的な違いがあるのは
”相手が本当に求めていることを考えること”です。
今までの僕は、自分がされたら嬉しいことをしたり話題の作り方なども含めて
”主語”が”僕”でした。
”主語”を”彼女”に変えることで何が起こったかというと、圧倒的に喜ばれることが増えました。
彼女いない歴=年齢の僕は、「本当に喜んでくれる内容」を一切提供できていなかったのです。
まとめ
人生を豊かにする”ギバー”という生き方。
最後に注意点をまとめてみましょう。
- 自己犠牲ではなく自分と相手、両者を幸せにするギバーになろう。
- ギバーは成功までに時間がかかるけど、信じて行動しよう。
- 自分を不幸にする「テイカー」とは関わらないようにしよう。
今回紹介した内容は書籍の内容から厳選したものです。
詳しい内容や、より理解を深めたい方は実際に手に取ることをオススメします!
とても参考になる良書となっていますので、ぜひご覧ください!!
『GIVE &TAKE「与える人」ほど成功する時代』
著:アダム・グラント
監訳:楠木 建